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初心者向けアドバイス

初心者向けアドバイス

プログラミング経験がなく初めてHSPでプログラミングを学ぼうとしている初心者に向けたアドバイスをしていこうというページです。


 

聞く前にやってみろ

掲示板で、「○○命令を使えばいいのですか?」などと聞く前にやれ。やるからには正しいやり方でやれ。間違ったやり方でいくらやっても正しい動作はしない。それがHSPというプログラムだ。正しいやり方はマニュアルに書いてある。

プログラム・プログラミングとは何か?

パソコンの「プログラム」は知らなくても、運動会や卒業式の「プログラム」つまり「式次第」はご存知かと思います。実はパソコンのプログラムも運動会のプログラムと全く同じなのです。

そもそもプログラムとは計画予定を意味する英語です。 人間がコンピュータに「こうした処理をしなさい」と書いて渡す指令書がプログラムであり、そのための言語がプログラミング言語です。コンピュータは自分で考えることができず言われたことだけを実行しますので、指令書を書く上ではコンピュータの癖を知ってやるべきことをすべて指定することが必要になります。

パソコンなどの知識は必要か?

プログラミングを始めるにあたって、パソコンの基本的な知識は必要です。クリックとは何か、ファイルとは何か、フォルダ(ディレクトリ)とは何かといったものから、テキストエディタを使った経験程度まであれば足りるでしょう。タッチタイピング(キーボードを見ないで打つこと)などの技術は必要ありません。

他にも数学(算数)の四則演算の理解は必須です。平面座標の考え方があるとスムーズに学習できます。また、プログラム用語は英語が多いので、英語を知っていると何かと便利です。無いとプログラミングができないというわけではもちろんありませんので、安心してください(もちろん努力は必要になります)。

HSPで何ができるのか?

文字列(テキスト)の操作や画像の描画・処理、整数や実数による数値計算や通信などが利用できます。パソコンにできることならほとんどできると考えて良いでしょう。 もちろんこれらの機能を組み合わせてツールやゲームを作ることができます。しかしHSPはゲーム専門のツールではありませんので、それらに比べるとより努力が必要になります。

HSPは どこで・なにで 勉強できるのか?

大きく分けてオンラインとオフラインの2通りの方法があります。どちらかだけではなく、両方取り入れた方が上達は早いでしょう。

  • オンライン
  1. インターネットのHSP講座サイトを利用する(管理者により講座内容は様々)
  2. 公式サイトなどの掲示板を利用する
  • オフライン
  1. 書店で本を買う(自分のペースで出来る)
  2. 図書館で本を借りる(返却期限有り)
  3. 各地で開催されているHSPプログラミング講座に参加(年齢制限有り)

なにから覚えればいいのか?

  1. プログラミング共通事項(>>付録:初心者向けアドバイス)
    • 変数のつかいかた
    • 条件文のつかいかた
    • 繰り返し文のつかいかた
  2. 変数の中身・内容を画面に表示
  3. ファイルの入力・出力
  4. ヘルプの使い方・読み方
  5. 1〜4までを扱えたら初心者→初級者
  6. サブルーチンのつかいかた
  7. モジュールのつかいかた
  8. 拡張命令のつかいかた
  9. 文字列操作をマスター
  10. 分からないことがあってもヘルプを読んで理解・解決できる
  11. WinAPIについての簡単な理解がある
  12. 6〜11までを扱えたら初級者→中級者
  13. 中級者以上は・・・・
  14. コードを書くこと。分からなくなってきたら、その知識の分勉強する(より難しいことにチャレンジしたほうが良い)。
  15. いろいろな言語を学ぶこと。
  16. 上級者以上は・・・・
  17. 初級者、中級者のために道標を残しておくこと。

分からないことを調べるには?

  1. 本で勉強している場合
    • 著者宛にお手紙を出せます。
      • 「分かりません、教えてください」には応じてもらえません。
        本のどこかに問い合わせについての注意書きが書かれている時もあります。
      • 「ここの記述はこうしないと、ここで矛盾が発生してバグに・・・」などのバグ報告は好意的に対応してもらえる場合が多いです。
      • 文面に注意しないと失礼になり、返答をいただけません。
        またこの場合、答える相手は著者1人なので返答をいただける場合に時間がかかります。
      • 返事を催促してはいけません。
         僕もアルゴリズムの本の中でバグを発見し、お手紙送りました。
         ソースコードを手書きで書いて図解も入れて^^;
         ちゃんと何週間か後に返事の手紙が送られてきて、訂正コードも添えられていました。<kz3
        
  2. インターネットサイトで勉強している場合
    • メールで問い合わせできる場合
      • 手紙を送るときと同じです。
      • 手軽に送れるからといって粗末な文章ではいけません。
      • 『親しき仲にも礼儀あり』というように、丁寧な文面になるように気をつける。
      • 本と違って「分かりません」等の質問に答えてもらえる場合もあります。
        • 送る前になるべく自分で解決する努力をしよう。
        • それでも思うように出来ないときに送る。
        • 具体的なコードを一緒に書く。
      • 動作しないコードを動作するように書き直せたら初心者卒業かも?  
    • 質問掲示板が用意されている場合
      • [注意事項]
      • # 初心者とは名乗らない
        NickName(ハンドルネーム)で名乗るのが一般的です
      • # 顔文字はあまり使わない
        必要な時に必要なだけ使いましょう。
      • ハンドルネームはあまり変更しないほうがいいでしょう。
        2度目以降に質問に来た時などに回答者側が回答する際の手助けとなります。(あの人ならこういえばいいなとかここからの説明でいいなとか言う具合に)


  3. 質問するときの注意点(本・掲示板共通事項)
    • 書いた文章は最低1度は読み返しましょう。
      相手にちゃんと意味が伝わるかを再検討してみてください。
    • 文章の内容は以下のような内容を含むようにすると良いでしょう。
      • 使用しているHSPのバージョン。(2.61か3.0かベータ版か)
      • どのような事をしたいと考えているのか。
      • どのように上手く動かないのか。(〜のように作ったが、〜となってしまって上手く動かない。)
      • どのように動いてしまうのか。(あるいは止まってしまう?)
      • どのような内容のエラーメッセージが出ているか?
    • 回答者に対して失礼のないように注意しましょう。
      あまりに失礼な文面の場合、次のような問題が発生します。
      • 掲示板全体の雰囲気を悪くする場合があります。
      • 親切な対応は期待できません。
      • 回答自体を得られない場合があります。
      • 自分の首をしめることになります。
    • 問題が解決したら、ひとことお礼をそえてくれるとたすかります。
      • 質疑の終了を宣言する作業の一環でもあります。
      • 礼儀作法(お礼や敬語)は掲示板の運行のいい潤滑油となります。
      • 回答者の中には、一言のあいさつもないと不快に思われる方もいらっしゃいます。一言そえるだけでも角が立たなくなる効果が期待できます。
    • 文章の書き方などは下記のサイトを参考にしてください。
      技術系メーリングリストで質問するときのパターン・ランゲージ - 結城浩
    • 掲示板での質問
  4. 自分で調べる。
    • HSP付属のヘルプを調べる。それでもない時はGoogle で殆ど事足りると思いますが。
      • 例えば、自分が書こうとしている処理を他の誰かが既に、ライブラリとして公開していた場合、
        どうしますか?
        こういった場合、先人のライブラリを使ったほうが効率的でしょう。
        わからなかったことが、先人のコードに書いてあったりとか…
    • 検索する際はキーワードをいろいろ変えてみてください。
      例えば「カウントダウン」がしたい場合、「カウントダウン」というキーワードだけで調べるのではなく
      「繰り返し」「時間」「時刻」など連想されるキーワードを使って調べてみてください。
      調べる際はhelpブラウザや検索サイトをご活用ください。

自主勉強のお供

〜プログラミング上達へ〜

  1. プログラミング上達のコツ
    • とにかく書くこと
    • 失敗すること
      失敗すれば、なぜこうなるのか?なぜ失敗するのか?と言う事が疑問になり
      常に調べるようになるハズです
    • とにかくアンテナを張る
      情報は段々古くなってきます、情報に敏欲になりましょう!

[一般]

  • 分からないことがあれば、積極的に検索してみましょう
    Google
    - もっとも一般的です。ここで検索すれば大体はわかるでしょう
     
    MSDN
    - 中級者〜上級者の方用の資料があります。MicroSoftの公式な資料です。
     
    Wikipedia
    - Web上の百科事典と言えば Wikipedia です。Googleなどの検索エンジンは
    サイトなどの検索エンジンですが、Wikipedia は、単語ひとつひとつに対しての資料です。
     
    e-Words
    - Wikipedia は幅広く扱っていますが、こちらはIT用語専門です。
     
    はてな
    - 芸能関連の用語などで主に使います(多分…)
     
    等など

[中級者以上]

  • ソース検索エンジンなどもあります(殆どの言語やライセンスに対応しています)
    Koders
    Mozdev
     

[上級者以上]

  • 調べてもわからない場合、みんなに聞いてみましょう
    きっと誰かが答えてくれるハズです
    調べたところは知識となってなんとなく頭に入っているので理解もしやすくなっていることでしょう。