OpenBSDのuserland threadであるlibpthreadに代わるスレッド機構、 rthreadがcvsツリーに追加された(OpenBSD-cvs:src/lib/librthread/)。
OpenBSD-man:rforkをスレッドへ拡張したものだからrthreadらしいのだが、詳細は不明。 プラットホームとしては、i386とamd64がサポートされている。
- marc-openbsd-tech:113363486715506:rthreads
- marc-openbsd-cvs:113363357002293
- EuroBSDCon 2005:Ted Unangst "rthreads: A New Thread Implementation for OpenBSD":pdf
現在のところ、configファイルにRTHREADSを追記しなければ機能が有効にはならないが、 ライブラリの呼出しはlibpthreadとバイナリ互換なので、 ソフトウェアとしては特に手を加えることなくlibpthreadから切り替えできるらしい。
カーネルスレッド機構としてはFreeBSDともNetBSDとも異なったアプローチのようで興味深い。 forkでスレッド生成する方法はErlangのspawnにも近いところがあるのではないだろうか。
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