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記録開始以来のHSP3のFAQ:HSP 関連ファイルの拡張子についての変更箇所

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+ HSP スクリプトファイルなどの関連する拡張子は何にしたらよいのかなどを解説します。
- HSP スクリプトファイルの拡張子は何にしたらよいのかなどを解説します。
  
  - [[HSP3のFAQ]]に戻る
  
  [[$$toc]]
  ----
  * 拡張子について
+  拡張子(かくちょうし)は基本的に人間がパッと見てファイルの種類を区別するためにつけられる
+ ファイル名の一部(ファイル名の最後のドット=ピリオド以降が拡張子)です。
+ Windows では、他に「関連付け」という拡張子とアプリケーションを結びつける仕組みが
- 拡張子は基本的に人間がぱっと見てファイルの種類を区別するためにつけられる
- ファイル名の一部(ファイル名の最後のドット=ピリオド以降が拡張子)ですが、
- Win では、他に関連付けという拡張子とアプリケーションを結びつける仕組みが
  実装されています。~%
- HSP3 をインストーラでインストールした場合、システムにデフォルトで
- HSP スクリプトエディタ(hsed3.exe)と関連付けられるのは
  
+  ちなみに、Windowsは登録されてる拡張子を表示しない初期設定になってるので、[http://jp.trendmicro.com/jp/threat/preventing_intrusions/guide/insec2/ セキュリティの面]からも拡張子をすべて表示するよう変更してください。~%
+ 
+  HSP3 をインストーラでインストールした場合、デフォルトでスクリプトエディタ(hsed3.exe)と
+ 関連付けられるのは、
+ 
  # '''.hsp'''
  # '''.as'''
  
+ の2つです。どちらもHSPのコードを記述するファイルです。中身は単純なテキストデータなので、通常のテキストエディタ(Windowsのメモ帳など)で閲覧や編集ができます。~%
- のふたつです。~%
- '''.as''' は HSP 最初期(1.0)時代からの HSP の拡張子です。~%
- '''.hsp''' は HSP3 より新たに HSP の標準拡張子となりました。~%
  
+ '''.as''' は HSP 最初期(1.0)の時代から使われてきた拡張子です。~%
+ '''.hsp''' は HSP3 より新たに標準の拡張子となりました。~%
+ 
  * .as
+ '''.as''' は 3.xx 以前では標準の拡張子でしたが、HSP3では主にモジュールファイルやHSP拡張
+ プラグインのヘッダーファイルの拡張子として使われてます。
+ ;;由来なんかどうでもいい
- '''.as''' は 3.xx 以前では標準拡張子でしたが現在は主にヘッダファイルの
- 拡張子として使用されています。~%
- AS ファイルの由来は '''HSP'''(Hot Soup Processor) の前身である、
- '''Light Soup Processor'''(LSP) で拡張子として '''es'''(Essential Script) を
- 使用しており、より進化したスクリプトということで '''Advanced Script''' の
- 略だそうです。~%
- しかし、他のアプリケーションの拡張子と競合したなどの理由から '''.hsp''' に
- 変更されました。
- 
  * .hsp
  '''.hsp''' は HSP 3.xx より新たに HSP スクリプトの標準拡張子として制定された
  拡張子です。~%
+ 主に HSP3 の通常のスクリプトファイルに使用されます。~%
- 主に HSP3 のスクリプトファイルに使用されます。~%
  
  * その他
  その他にも HSP 関連ファイルの拡張子はいくつかあります。
  
  ** .i
+ HSP プリプロセッサの処理結果を保存する一時ファイルです。(プリプロセッサが出力します)~%
+ ファイル名は基本的に '''hsptmp.i''' の固定です。~%
- HSP プリプロセッサの処理結果を保存する一時ファイルです。
- (プリプロセッサが出力します)~%
- ファイル名は基本的に '''hsptmp.i''' 固定です。
- スクリプトがうまく動作しない場合は参照してみてください。
- 3.1b2 よりデフォルトでは出力しなくなりました。~%
- 出力させる場合は '''#cmpopt''' プリプロセッサ命令を参照してください。
  
+ このファイルは中間コードに変換する直前のスクリプトなので、#includeや#defineなどの処理が
+ 反映された状態のコードになってます。プログラムがうまく動作しない場合は参照してみて
+ ください。~%
- ;; 途中で面倒になって放置(汗;
  
+ 3.1 よりデフォルトで出力しない設定になってます。これは '''#cmpopt''' プリプロセッサ
+ 命令で変更できます。
+ 
+ ** .exe
+  Windowsアプリケーションとして起動できる実行ファイルです。「'''exe'''cutable file」から。
+ HSPでコーディングしたスクリプトを最終的に実行ファイルとして出力し配布できます。
+ 
+ ** .scr
+  スクリーンセーバーファイルです。「'''scr'''een saver file」から。中身は実行
+ ファイルと同じものです。HSPにはスクリーンセーバーを作成できる機能が用意されてます。
+ 
+ ** .dll
+  DLLファイルです。「'''D'''ynamic '''L'''ink '''L'''ibrary」から。HSPでは拡張プラグイン
+ で使われてます。拡張プラグインの命令を利用した実行ファイルを配布する時は、必ずDLLファイル
+ もいっしょに同封して公開します。~%
+ なお、HSPはコンパイラタイプの言語ではないため、HSP自体にDLLファイルを作り出す能力はあり
+ ません。
+ 
+ ** .hpi
+  HSP拡張プラグイン向けの拡張子です。「'''H'''SP '''P'''lug-in '''I'''nterface」から。中身はDLLファイルと同じものです。
+ 
+ ** .hrt
+  HSPの拡張ランタイムファイルです。「'''H'''SP '''r'''un'''t'''ime file」から。HSPでコンパイルして作成できる実行ファイルの大元となるファイルです。通常は「hsprt」が使われ、#runtimeプリプロセッサで「runtime」フォルダにあるHRTファイルを指定できます。
+ 
+ ** .hs
+  HSP Help Browser用のテキストファイルです。hsファイルの仕様は考案者のSprocketさん。
+ 
  * 備考
  実際にはスクリプトファイルの拡張子は何でも構いません。
  (拡張子なしでも本当は OK)~%
  ただし、 HSP スクリプトファイルということが分からなくなるということと、
  折角の関連付けなので通常は '''.hsp''' を使用しましょう。~%
  また、 HSP スクリプトファイルと区別がつけるためにヘッダファイル(モジュールや
  プラグインの定義ファイルなど)の方は '''.as''' にすると便利だと思います。