[トップ][一覧][最近の更新]

編集履歴:過去のバージョン

2008/11/12 20:32:27 JST時点でのHSP3のFAQ:HSP 関連ファイルの拡張子についての内容

現在のバージョンとの差分を見る

編集履歴ページに戻る

  HSP スクリプトファイルなどの関連する拡張子は何にしたらよいのかなどを解説します。
  
  - [[HSP3のFAQ]]に戻る
  
  [[$$toc]]
  ----
  * 拡張子について
   拡張子(かくちょうし)は基本的に人間がパッと見てファイルの種類を区別するためにつけられる
  ファイル名の一部(ファイル名の最後のドット=ピリオド以降が拡張子)です。
  Windows では、他に「関連付け」という拡張子とアプリケーションを結びつける仕組みが
  実装されています。~%
  
   ちなみに、Windowsは登録されてる拡張子を表示しない初期設定になってるので、[http://jp.trendmicro.com/jp/threat/preventing_intrusions/guide/insec2/ セキュリティの面]からも拡張子をすべて表示するよう変更してください。~%
  
   HSP3 をインストーラでインストールした場合、デフォルトでスクリプトエディタ(hsed3.exe)と
  関連付けられるのは、
  
  # '''.hsp'''
  # '''.as'''
  
  の2つです。どちらもHSPのコードを記述するファイルです。中身は単純なテキストデータなので、通常のテキストエディタ(Windowsのメモ帳など)で閲覧や編集ができます。~%
  
  '''.as''' は HSP 最初期(1.0)の時代から使われてきた拡張子です。~%
  '''.hsp''' は HSP3 より新たに標準の拡張子となりました。~%
  
  * .as
  '''.as''' は 3.xx 以前では標準の拡張子でしたが、HSP3では主にモジュールファイルやHSP拡張
  プラグインのヘッダーファイルの拡張子として使われてます。~%
  AS ファイルの由来は、 '''HSP'''(Hot Soup Processor) の前身である
  '''Light Soup Processor'''(LSP) が '''.es'''(Essential Script) という拡張子を
  使用していたため、より進化したスクリプトという意味で '''Advanced Script''' から
  来たものだそうです。~%
  後に他のアプリケーション(FlashのActionScript)の拡張子と競合したなどの理由から、HSP3では '''.hsp''' を標準の拡張子に切り替えました。
  
  * .hsp
  '''.hsp''' は HSP 3.xx より新たに HSP スクリプトの標準拡張子として制定された
  拡張子です。~%
  主に HSP3 の通常のスクリプトファイルに使用されます。~%
  
  * その他
  その他にも HSP 関連ファイルの拡張子はいくつかあります。
  
  ** .i
  HSP プリプロセッサの処理結果を保存する一時ファイルです。(プリプロセッサが出力します)~%
  ファイル名は基本的に '''hsptmp.i''' の固定です。~%
  
  このファイルは中間コードに変換する直前のスクリプトなので、#includeや#defineなどの処理が
  反映された状態のコードになってます。プログラムがうまく動作しない場合は参照してみて
  ください。~%
  
  3.1 よりデフォルトで出力しない設定になってます。これは '''#cmpopt''' プリプロセッサ
  命令で変更できます。
  
  ** .exe
   Windowsアプリケーションとして起動できる実行ファイルです。「'''exe'''cutable file」から。
  HSPでコーディングしたスクリプトを最終的に実行ファイルとして出力し配布できます。
  
  ** .scr
   スクリーンセーバーファイルです。「'''scr'''een saver file」から。中身は実行
  ファイルと同じものです。HSPにはスクリーンセーバーを作成できる機能が用意されてます。
  
  ** .dll
   DLLファイルです。「'''D'''ynamic '''L'''ink '''L'''ibrary」から。HSPでは拡張プラグイン
  で使われてます。なお、HSPはコンパイラタイプの言語ではないため、このDLLファイルを作り出す能力はあり
  ません。
  
  ** .hpi
   HSP拡張プラグイン向けの拡張子です。「'''H'''SP '''P'''lug-in '''I'''nterface」から。中身はDLLファイルと同じものです。
  
  ** .hrt
   HSPの拡張ランタイムファイルです。「'''H'''SP '''r'''un'''t'''ime file」から。HSPでコンパイルして作成できる実行ファイルの大元となるファイルです。通常は「hsprt」が使われ、#runtimeプリプロセッサで「runtime」フォルダにあるHRTファイルを指定できます。
  
  ** .hs
   HSP Help Browser用のテキストファイルです。hsファイルの仕様は考案者のSprocketさん。
  
  * 備考
  実際にはスクリプトファイルの拡張子は何でも構いません。
  (拡張子なしでも本当は OK)~%
  ただし、 HSP スクリプトファイルということが分からなくなるということと、
  折角の関連付けなので通常は '''.hsp''' を使用しましょう。~%
  また、 HSP スクリプトファイルと区別がつけるためにヘッダファイル(モジュールや
  プラグインの定義ファイルなど)の方は '''.as''' にすると便利だと思います。