OpenBSD の X が XFree86 から xorg へ変更
OpenBSD がとうとう XFree86 と訣別し、xorg に移行した(Heads Up: X.Org R6.8.1 imported in XF4 のスレッド)。 cvs のモジュールは XF4 のままで、そのままマージしたというから、かなりの作業だったことだろう。
実際の機能の目玉は Heads Up: X.Org R6.8.1 imported in XF4 に詳しい。
さっそく導入してみたのだが、
- /etc/XF86Config を /etc/xorg.conf に変更
- キーボードドライバのエントリを Driver "kbd" に変更
- モジュール xtt が freetype に統合されたので変更
のたった 3 点が実際の作業であった。特に難しい点はない。
もちろん libX11 にリンクしているソフトはすべて構築し直さなければいけないのであるが、 困ったことに KDE が起動できなくなっていた。 同様の現象がほかのポートでも見られたらしいが、そちらは修正されているようだ。
常用しているウィンドウマネージャとブラウザが無いのは困るので、 ひさびさに Enlightenment と、firefox-1.0RC2 の非公式 port を導入した。 Enlightenment はかなり長い間使用していた時期があったために選択。 firefox の公式 port は 0.8 と古いため、非公式のものをコンパイルした(議論:security related browser updates)。 firefox は動作がもっさりしているので好きにはなれないのだが、他に選択肢がないのでしかたがない。
この結果、メモリの消費がアプレット満載時の KDE に比べ格段に減った(半分以下であることは間違いない)。 しばらくこの環境でやっていくことにしよう。