ogginfo が日本語タイトルで常に ### に化ける
mp3, vorbis プレイヤーとして、gqmpeg を愛用しているのだが、 vorbis でエンコードしたファイルの曲名がいつも '#' で埋められているのでおかしいなあ、と。
gqmpeg のソースを読んでみると、 ogginfo の出力をパイプで読んでいるだけのようだ。 そこで、
$ ogginfo foo.ogg
とすると、タイトルが '#' で埋められている。
で、vorbis ファイルを直接読んでみると、 やっぱり '#' で埋められてる。
vorbis のファイルは abcde エンコードしており、こいつは内部で oggenc を使っているので、 結局のところ vorbis-tools のロケールまわりに問題があるらしい。
ざっとコードを見るに、 文字コードの変換は share/utf8.c で行っているんだけど、 config.h をインクルードしてないのが原因だった。 share/iconvert.c も同じく。
というわけで、以下のファイルを ports/audio/vorbis-tools/patches 以下に投入。
patch-share_iconvert_c and patch-share_utf8_c
Citrus なしの OpenBSD の場合、環境変数 CHARSET を設定すべし(EUC-JP とか)。 Citrus 環境下では nl_langinfo(CODESET); されるのでロケールから自動設定される。
というわけで解決。
てか、config.h が無かったら、 utf8.c も iconvert.c も何もしないコードしか出力されないんだけど。 誰もテストしてないのかよ!なんだかなあ。
ところで、FreeBSD も NetBSD も対策をしてないようなので、 このパッチは有効みたい。未確認。